Ryuichi Sakamoto / 坂本龍一
提供作品:#30 KIZUNA311 , #18 Requiem

1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、細野晴臣、高橋幸宏と『YMO』を結成。散解後も、音楽・映画・出版・広告などメディアを越え活動。1984年、自ら出演し音楽を担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞他を、映画『ラストエンペラー』の音楽でアカデミー賞、グラミー賞他受賞。以後、活動の中心は欧米へ。2006年新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立。1999年制作のオペラ『LIFE』以降、環境・平和問題に言及することも多い。
2001年自然エネルギー利用促進を提唱するアーティスト団体「artists’ power」を創始、2003年にはそのメンバーでもあった、小林武史、櫻井和寿に協力し非営利組織「ap bank」の設立に参加した。2006年六ヶ所村核燃料再処理施設稼働反対を表明し「stop-rokkasho.org」をスタートさせた。2007年7月には「more trees」の設立を発表し,温暖化防止についての啓蒙や森林保全、植樹活動を行うなど活動は多岐にわたっている。
3月11日の震災後「kiuznaworld.org」「LIFE311 - by more trees」「こどもの音楽再生基金 - School Music Revival」などの被災者支援プロジェクトを立ち上げ、継続した活動を行っている。1990年より米国、ニューヨーク州在住。

http://www.sitesakamoto.com/

田島一也.psdKazunali Tajima / 田島一成
提供作品:#30 KIZUNA311 , #08 decayed

東京を拠点に活動する写真家。多くのミュージシャンのポートレート、ELLE JAPON等のファッション誌、広告、テレビコマーシャルの撮影を手がける。代表作に坂本龍一をニューヨークで撮影したドキュメンタリー写真集「N/Y」がある。

http://www.tajimakazunali.com/

Simon Fishre Turner / サイモン・フィッシャー・ターナー
提供作品:#29 Time

わたしは生きていて、毎秒音を聞いている。「生きる音」を録音しさまざまな楽器を演奏する。コラボレーションするのが好きだ。これまでに地球上のさまざまな映像作家や映画監督そして音楽家と共に仕事をしてきた。わたしは幸運だ。

http://www.simonfisherturner.com

Shiro Takatani / 高谷史郎
提供作品:#24 chrono , #29 Time

80年代から「Dumb Type」のメンバーとしてパフォーマンスやインスタレーションの制作に携わり、ビジュアルワークを総合的に担当。主な個人の活動としては、1999年坂本龍一オペラ《LIFE》の映像ディレクション。2007年 気候変動をテーマに科学者とアーティストが北極圏へ遠征するプロジェクトCape Farewell(イギリス)に参加。同年、坂本龍一との共同制作インスタレーション《LIFE - fluid, invisible, inaudible...》。2008年パフォーマンス《明るい部屋》(Theater der Welt、ドイツ)。また、霧の彫刻家・中谷芙二子との共同制作も多数。2012年パフォーマンス《CHROMA》制作・発表など。

http://shiro.dumbtype.com

Yuko Araki / あらきゆうこ
提供作品:#28 alone@woods

CORNELIUS、くるり、杏子、salyu、布袋寅泰、オノヨーコ、チボマット等を始めとした多数のアーティスト達のレコーディングセッションやライブに参加しているドラマー。ソロプロジェクト“MI-GU(ミグ)”としても活動し、オリジナルアルバムを3枚リリース。3rd album「pulling from above」は坂本龍一氏がレーベルマスターのcommmonsより2009年にリリース。2012年10月2日にはキメラ・ミュージックより
MI-GUベストアルバム「Choose The Light」がアメリカ&カナダにてリリースされた。

http://www.office-augusta.com/araki/

Sakana Hosomi / 細海魚
提供作品:#28 alone@woods

繭(Maju)、neina、hosomi、Livingstone Daisyなどの名義で活動中。
有機的な繊細さに満ちたそのサウンドは内外問わずファンが多い。
豪EXTREMEより繭(Maju)名義で5枚、独Mille Plateauxよりneina名義で2枚等
多数のリリースがありclick + cutやplopのコンピレーション等にも参加。

https://soundcloud.com/sknhsm

Ed TSUWAKI / エドツワキ
提供作品:#28 alone@woods

1966年広島生まれ。
イラストレーター、アートディレクター、画家。
1980年代の終わりから、ドロウイング、ペインティング、
イラストレーション、アートディレクション、グラフィックデザイン、
写真、服飾、舞台美術、執筆等を生業とする。
首の長い独特のフォルムの女性の肖像画で知られる。

http://www.edtsuwaki.com/

デイダラス / Daedelus
提供作品:#27 All Around You

「エキセントリック、伝染しやすい、感電しちゃう」、これらは、アメリカ人のエクスペリメンタル・エレクトロニックアーティスト、デイダラス(アルフレッド・ダーリントン)を語るときしばしば用いられる言葉達。
デイダラスを体験することとは、大きな視点によってのみ知ることのできる奔放に放たれた輝き、ということだ。
これまでに制作された驚くべき数のLP, EPやリミックス、そして最も重要な活動であるインプロヴィゼーションによるライブ出演などの活動は、このユニークなアーティストの自画像を力強く描き出す筆致なのである。

http://daedelus.bandpage.com/

Giuseppe La Spada / ジュゼッペ・ラ・スパーダ
提供作品:#26 Hana no Ame - impermanence

ジュゼッペ・ラ・スパーダは1974年シチリアに生まれた。
ラ・スパーダはミラノを拠点とし、デジタル・アートと映像制作の分野で活躍している。その作品は主に自然、音楽、詩に大きな影響を受けている。作品に自然からの要素を多く取り入れていることから、ラ・スパーダはイタリア国内で環境問題に対して最も関心の高いアーティストの1人として認知されている。常に共感覚に基づく経験からのクリエーションを標榜し、多岐に渡るバックグラウンドが写真、ビデオ・アート、デジタル・インスタレーション、広告などの様々な分野での活動を可能にしている。ラ・スパーダはこれまでに、坂本龍一、クリスチャン・フェネス、マリテ+フランソワ・ジルボー、ベン・フロスト、con_cetta等とコラボレーションをしている。
NYに拠点のあるIADAS (The International Academy of Digital Arts and Sciences)の会員。

http://www.giuseppelaspada.com/

Hiroshi Tanakno / 高野寛
提供作品:#25 Tie our hands

1964年生まれ。1988年に高橋幸宏のプロデュースによりシンガーとしてデビュー。
2011年までにベスト盤・ライブ盤を含む16枚のアルバムをリリース。最新作は「Kameleon pop」(2011)。
2006年には伊藤ゴローとの共同制作により「HAAS a.k.a. 高野寛」名義の初のインストアルバム「Music for breakfast」をリリース。
90年代後半からギタリストとして HASYMO、細野晴臣、The Beatniks(高橋幸宏+鈴木慶一)、坂本龍一、高橋幸宏、The Beatniks(高橋幸宏+鈴木慶一)、テイ・トウワ、宮沢和史、Moreno-Domenico-Kassin+2などの作品やライブに参加。

http://haas.jp/

Jane Birkin / ジェーン・バーキン 
提供作品:#23 une petite fille

イギリス生まれ。ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』(1966)で本格的に女優としてのキャリアをスタートする。作曲家ジョン・バリーとの離婚を機に娘のケイト・バリーを連れ渡仏。パリでピエール・グランプラ監督の『スローガン』(1969)で主役に抜擢され、共演をきっかけにセルジュ・ゲンスブールと運命的な出会いを果たす。女優として活動するかたわら、セルジュとデュエットした『ジュ・テーム』はそのエロティックな内容で世界的に波紋を呼ぶ。その後『ジェーン・B~私という女』などを含むセルジュと二人名義のアルバムで歌手としてのキャリアをスタート。『ディ・ドゥ・ダー』(1973)から'80年に別離を経ながらも『いつわりの愛』(1990)まで6枚のアルバムをセルジュがプロデュースする。
'80年以降は、3番目の夫となったジャック・ドワイヨン監督『ラ・ピラート』でセザール賞主演女優賞にノミネートするなど、演技派女優として、映画だけではなく舞台へも活躍の場を広げる。
私生活では、3度の結婚でそれぞれ授かった、ケイト・バリー(写真家)、シャルロット・ゲンスブール(女優、歌手)、ルー・ドワイヨン(女優)の良き母である。また、'84年に誕生したエルメスのバッグ【バーキン】は、飛行機の隣に乗り合わせたエルメスのジャン・ルイ・デュマ5代目当主が荷物のあふれ出しそうなジェーンのかごを目にしたことがきっかけで生まれ、彼女の名が冠されたという。
近年は内戦中のサラエボ訪問、ロシアによるチェチェンの侵攻や、ダライ・ラマのためのプロテスト、ミャンマー独裁政権下のアウンサンスーチー女史解放など、人権問題をテーマとした数々の政治社会問題にも積極的に取り組んでおり、アムネスティー、国境なき医師団、世界の医療団などの活動支援も行ってきた。昨年3月の東日本大震災の直後、自らの病気をおしてまで来日しチャリティ活動や被災者慰問などに尽力した彼女の姿は記憶に新しい。またこの来日がきっかけとなり、立ち上げた "Jane Birkin Sings Serge Gainsbourg via Japan" 公演で、中島ノブユキ等日本人ミュージシャンとワールドツアーを行っている。(梶野彰一)

http://www.janebirkin.net/

Nobuyuki Nakajima / 中島ノブユキ 
提供作品:#23 une petite fille

東京とパリで作曲を学ぶ。ピアニストとしては勿論の事、時に作・編曲家としてエレガントかつスリリングなアンサンブルを構築し、映画音楽~JAZZ~POPS~広告音楽~クラシック 等様々なフィールドで展開。主に菊地成孔やUA、持田香織、畠山美由紀らの作品、タップダンサー熊谷和徳と東京フィルハーモニー交響楽団が共演する「REVOLUCION」に音楽監修/作曲、オーケストレーション等。

2011年よりNHK-BSで放送の番組「旅のチカラ」のテーマ音楽(『その一歩を踏み出す』)を作曲。映画音楽として「人間失格」(荒戸源次郎 監督作品)を手がける。

近年、音楽監督/ピアニストとしてジェーン・バーキン ワールドツアー( Jane Birkin sings Serge Gainsbourg “VIA JAPAN” )に参加。

ソロアルバムとしてこれまでに『エテパルマ』『パッサカイユ』『メランコリア』を発表。自身初のピアノソロアルバム『カンチェラーレ』を2012年4月リリースした。ライフワークである「24のプレリュードとフーガ」を鋭意作曲中。

http://nobuyukinakajima.com/

Solo Andata / ソロ・アンダータ
提供作品:#22 Shallow Sky

Solo Andataはオーストラリアをベースとするケイン・アイキンとポール・フィオッコによるエクスペリメンタル音楽のバンドで、その作品は“テクスチャーと分析的なマイクロサウンド的作曲スタイルという領域を飛び越えるものだ“(Boomkat誌より)、”彼らの「実世界におけるサウンド・キャプチャリング」…はどんな楽器の演奏より想像的で音響的に傾倒させるものだ”(Popmatters誌)と評されている。デビューアルバム「Fyris Swan(HEFTY!057リリース)」は絶賛され注目を集めた。次いで、2007年にメルボルンで開催されたライブで出会った12Kを主宰するテイラー・デュプリーより招待され次作となるフルアルバムを12Kよりリリースした。この作品は「ここには愛すべきコンテンポラリー・アンビエント・ミュージックの全てがある。ソウル、完璧なバランスのエモーショナルな色彩、そしてほんの少しの抽象性。マジカルな音楽であり美と調和の作品である。」(Fluid Radio)と賞賛された。Solo Andataは常に最小限の電子楽器を用いているが、3作目のアルバム「Ritual」(Desire Path Recordings 2010年リリース)は祈りの唄、切断音、ドラ、人間の癌細胞の震動音、野生音、プリペアード・ピアノなどの音によって構成されたものである。“遠くから発せられる音の重なりと控えめな電子的なきらめきが背景の奥底から聴こえ、その上をパチパチとはじくような静電気性の音がカバーし、同時に表層ではこもったパーカッシブなアンビエントノイズが音の波形へと変容し、それらが崩壊を続け音像から完全に消え去ると、次なる音の変容が始まり、それがくり返されてゆくのだ。”(The Milk Factory誌)
Solo Andataは現在次のアルバムの制作中である。

Kohei Nawa / 名和晃平
提供作品:#21 Dot Synthesis

1975年生まれ。彫刻家として、現代美術の領域で注目を集める。京都造形芸術大学准教授(総合造形コース主任)。独自の「PixCell = Pixel(画素) + Cell(細胞・器)」という概念を機軸に、多様な表現を展開する。2009年、京都・伏見区に創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を立ち上げた。2011年6月には東京都現代美術館で個展を開催。2012年秋には韓国・チョナンに大規模な屋外彫刻”Manifold”を設置、同時に韓国のARARIOギャラリーで2つの個展を開催予定。

CORNELIUS / コーネリアス
提供作品:#20 ah

小山田 圭吾(おやまだ けいご、1969年1月27日 - )東京生まれ
『CORNELIUS(コーネリアス)』名義での音楽活動で5枚のアルバムを発表。
自身の活動以外にも様々なアーティストとのコラボレーションや、remix、produceなど様々な活動を行っている。

Paul Davis / ポール・デイヴィス
提供作品:#19 a very serious group of drawings

画家/イラストレーター。
ロンドンで芸術活動に従事する。
世界各国で展覧会、レクチャーを行い沢山のクライアントと協働している。
年老いる日々。

http://www.copyrightdavis.com/

Tomohiko Gondo / 権藤知彦
提供作品:#18 Requiem

日大芸術学部卒業後、米、ボストン大学に留学、修士課程修了。専攻は電子音楽とユーフォニアム。
2004年 音楽家集団anonymassを結成し4枚のアルバムをリリース。
Yellow Magic Orchastraの日本でのライブおよびヨーロッパ、アメリカツアーにサポートメンバーとして常に参加。コンピューターと管楽器を使ったユニークなスタイルでLove Psychedelico, The Beatniks, Chara, UA 他、多数のミュージシャンの録音やライブなどに参加している。国内では特異な"ポップスがわかるユーフォニアム奏者"としての側面を持ちつつも、作編曲家としてCM、サウンドトラックなども多数発表している。

TOKiMONSTA / トキモンスタ
提供作品:#17 Shortcomings

LAのサウスベイエリアで生まれ育ったTOKiMONSTA(本名:ジェニファー・リー)。昔はあまり熱心なクラッシック・ピアノの生徒ではなかった彼女だが、現在では生楽器、パーカッション、デジタル処理、粒のあるノイズ音などを駆使した幅広いテクスチャーを操るサウンドスケープ・アーティストだ。ヴィンテージサウンドを斬新なスタイルで融合させることで比類なき作品を世に送り出す。
TOKiMONSTAの作品は、アバンギャルド、メインストリーム、いずれのメディアでも高い評価を受けている。これまでにBBCラジオ1、NPR、BBC World、J-WAVE、Studio Brussels、Radio Nova、KCRW、KEXPなど国際的なラジオ番組に数多く取り上げられるだけでなく、SPIN、Dazed and Confused、DJ Mag、Pitchfork、XLR8R、URB、Paper、LA Timesといった雑誌でもフィーチャーされている。2010年のLA WeeklyではLAの女性DJとしてNo.1にランクされ、Resident Advisor誌では次に活躍するアーティストとして”Breaking Through"特集にも取り上げられた。
LAの多様な音楽シーンで認知されるにとどまらず、LAで最もエキサイティングで影響力があると言われている、フライング・ロータス率いるレーベル「BRAINFEEDER」の初女性アーティストとなったことでLA Weeklyでも大絶賛。また2011年にはRed Bull Music Academyのメンバーの仲間入りを果たす。
TOKiMONSTAのラップトップを使い、多彩な生楽器とマルチメディアを駆使した本物のインタラクティブな体験を作り上げるライブパフォーマンスは、複雑かつ刺激的。ライブ活動は、LA、NY、London、テルアビブ、シンガポール、東京など精力的に世界各地をツアーしている。

http://www.tokimonsta.com/

Ryoji Ikeda / 池田亮司
提供作品:#16 espoir

作曲家/アーティスト
90年代半ばより音や光といった物理現象の性質に焦点を当てた作品を多数発表。音楽、時間、空間を数学的に捉えることによって、現象の物理的特性と人間の知覚や感覚との関係性を探求し続けている。
人間の感覚能力とテクノロジーの臨界点に挑み続ける洗練された作品やパフォーマンスの数々は、今や音楽だけでなく建築、映像、ダンスといった表現ジャンルを超えて幅広く大きな影響を与えている。
近年は、われわれの知覚する世界をサイン波やピクセルといった最小単位にまで突き詰められた『データ』を再構築した作品群によって、新たな美学的体験を作り出している。

http://www.ryojiikeda.com/

shimmy / シミー
提供作品:#15 leaf for fukushima

愛称はshimmy。ギタリスト、ベーシスト。
MI-GU , THE CORNELIUS GROUP, IF BY YES, PLASTIC ONO BAND, Mike Watt , Nels Clineなどなど多くの国内&海外アーティストと共演。レコーディングとライブに参加している。海外での活動も多くYoko Ono , David Byrne , Lou Reed , 坂本龍一 ... 。
などなど自身の音楽的ルーツにもあたるアーティスト達と数多く共演している。

keithgrass.psdKeith Kenniff / キース・ケニッフ
提供作品:#14 a word I give

作曲家であるキース・ケニッフは幼少の頃からドラム、ギター、ベースをはじめた。その後、バークリー音楽学院に進み2006年に打楽器科で学士号を取得する。2001年から、ヘリオス(moniker Helios)名義でアンビエント・エレクトロニック音楽を制作しはじめ、いままでに6枚のアルバムを発表している。また静寂に満ち、瞑想的なソロ・ピアノ作品をゴールドムンド名義で、また妻であるホーリーとともにエレクトロニック・インディーロックプロジェクトとしてミント・ジェルプ名義で制作している。他にも作曲家として映画やテレビ音楽を手がけ、英国国営放送(BBC)や全米パブリックラジオ曲(NPR)、コマーシャルなどで頻繁にフィーチャーされている。

http://www.unseen-music.com

奈良美智.psdYoshitomo Nara / 奈良美智
提供作品:#13 studio days

1959年、青森県弘前市生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了後、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学
ぶ。2000年にドイツから帰国。現在は日本で制作活動を行っている。子供や動物を機知に富んだ方法と堂々とした成熟した表現で描く作品でよく知られていて、様々な素材を用いた絵画、彫刻や、また封筒の裏に描かれたドローイングは、カワイイ、キュートな表現と音楽とをうまく結びつけている。彼の作品は若者が経験する疎外感や怒りと共鳴するだけでなく、大人たちが子供のときに抱いた感情を呼び起こし、世代を越え様々な人から支持されている。

藤倉大.psdDai Fujikura / 藤倉大
提供作品:#12 unbroken music-box

1977年大阪生まれ。現代音楽の作曲家。15歳で単身英国に渡る。世界を代表するアンサンブルやオーケストラから多数の委嘱を受けている。
近年ではルツェルン音楽祭の委嘱による、オーケストラのための《Stream State》(2005)が、ピエール・ブーレーズの指揮で初演され、その後わずか1年の間に、スイス、ドイツ、オーストリア、イタリア、日本で7回演奏された。2006年《Crushing Twister》でBBCプロムスにデビュー。同年、シカゴ交響楽団の“Music Now”シリーズでも彼の作品が取り上げられた。2007~09年にはフランスで3つの委嘱を受け、フランス放送管弦楽団とIRCAMのために《Swarming Essence》、ヴィオラとエレクトロニクス(IRCAMで制作)のために《prism spectra》などが作曲された。2009年フィルハーモニア管弦楽団と名古屋フィルハーモニー交響楽団の共同委嘱で、ピアノ協奏曲「AMPERE」が小川典子によって初演。2010年にはウィグモア・ホール、エジンバラ音楽祭、石橋メモリアルホールの国際共同委嘱による、アルディッティ弦楽四重奏団のための《flare》などグスターボ・ドゥダメルの指揮でカラカスとヴェネズエラで世界初演。今後は、藤倉にとって初めてのオペラ(演出:勅使川原三郎)、デヴィッド・シルヴィアンとのコラボレーションが予定されているほか、NMCレーベルとサマディ・サウンド・レーベルで「作品集」の CDの発売も計画されている。

http://www.daifujikura.com/

Andrew Paytner.psdAndrew Paynter / アンドリュー・ペインター
提供作品:#11 Environments

アンドリュー・ペイトナーはサンフランシスコを拠点とする写真家で、映像作家です。数々のアメリカで現役で活躍しているアーティストの、現在進行形のドキュメント作品や、アメリカの風景シリーズ、さらにサンフランシスコ全域に浮かび上がる使用されなくなった電線を捉えたシリーズなどがあります。ペイトナーが監督をつとめた映像作品には「トータス」や「トミー・グゥエレロ」のPV、さらにはNYのファッション・デザイナー、フィリップ・リムのための2本のコマーシャル映像があります。写真の仕事を通じ、世界中を、そしてどこよりも日本を頻繁に訪れています。

http://andrewpaynter.com/

Arnór Dan.psdArnor Dan Arnarson / アーノアー・ダン・アーナーソン
提供作品:#10 Old Skin

アーノアー・ダン・アーナーソンはバンド「エージェント・フレスコ」のリード・ヴォーカルで、深淵でパーソナルな詞と感情を解き放つ歌唱法により知られる、デンマーク系アイスランド人のシンガー・ソングライターでレイキャビックに在住している。現在、Agent Frescoの賞に輝いたデビューアルバム「A Long Time Listening」のプロモーションのためのヨーロッパ・ツアーを行っている。

http://www.facebook.com/arnordan

Ólafur Arnalds.psdÓlafur Arnalds / オラファー・アーナルズ
提供作品:#10 Old Skin

1986年生まれ。オラファー・アーナルズはほとんど重量のないオーケストラ作品を生み出す繊細な交響学的作曲法の世界に没頭してきた。
ここ数年は、シガー・ロスのサポートメンバーとしてではなく、独自の道を切り開らいているアーティストとして世界的な評価を受けてきた。
作品作りの動機は「自分の持つクラッシクからの影響を、普段そのような音楽を聴かないような人たちに伝え、聴き手の固定観念を解き放ちたい」と明快である。

http://olafurarnalds.com/

ATOM(TM).psdAtom Heart / アトム・ハート
提供作品:#09 Sunshine Mandala

1985年よりスタートした初期の音楽活動以降、アトム・ハート(Atom™としても知られている)はその幅広く多彩なプロジェクト、リリース、コラボレーション、音楽的なスタイルにより世界的に高い評価を受けている。これまでに発表された作品はディペッシュ・モード、エア、ビル・ラズウェル、イエロー・マジック・オーケストラ、テイ・トウワ、他多数のアーティストとの共作も含まれている。

http://www.atom-heart.com/
http://music.hyperreal.org/artists/atom_heart/

Stephen-Vitiello.psdStephen Vitiello / ステフェン・ヴィティエロ
提供作品:#07 Up Through The Trees

ステフェン・ヴィティエロはこれまでに「New Albion」、「Sub Rosa」そして「12k」などのレーベルのためにアルバムを制作してきた。またサウンド・インタレーションは世界各地で展示されている。1989年より、ナム・ジュン・パイク、ポーリン・オリベロス、スティーヴ・ローデン、スキャナー、ローレンス・イングリッシュそしてマシーンファブリクなど数多くのミュージシャンやヴィジュアル・アーティストとのコラボレーションを果たしている。

http://www.stephenvitiello.com/

Taylor Deupree.psdTaylor Deupree / テイラー・デュプリー
提供作品:#07 Up Through The Trees

テイラー・デュプリーは実力派の音響作家であり、リッチでアブストラクトな雰囲気を持つそれらの作品群は数多くのレーベルから発売されるまたICC(東京)や山口芸術情報センター(山口)など、限定した場所において制作されるインスタレーションにより知られている。1990年代より、ミニマル・テクノの領域の外側に向うあらたなノイズ(サウンド)を作り始め、この頃より独自の道を模索していく。現在は、自然音と、テクノロジーから生み出される瞑想的なサウンドをよりハイブリッドにした作風となっている。それは、ほとんど「沈黙」とも言える「静寂」への深い関心により気づくことができるようなサウンドといえる。1997年にレーベル「12k」を立ち上げ、アコースティック・アヴァンギャルド、ポストロックから派生したインストルメンタル、テクノとアンビエントを極端なまでに融合した作品など、地平を共有する、今日、もっとも重要と言われているミュージシャンやアーティスト達による80以上の作品を送り出している。

http://www.12k.com/index.php/site/artists/taylor_deupree/

大友良英.psdOtomo Yoshihide / 大友良英
提供作品:#06 quiet night in Fukushima

1959年横浜生れ。十代を福島市で過ごす。
常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は60作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態の
コンサートを手がけると同時に、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれている。現在は原発事故の放射線による被害を受けつづける福島と東京を行き来し、プロジェクト「FUKUSHIMA ! 」 を立ち上げ奔走中。
著書に『MUSICS』(岩波書店)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房)、『ENSEMBLES』(月曜社)等がある。

プロジェクト「FUKUSHIMA ! 」
http://www.japanimprov.com/yotomo/

christian-fennesz.psdChristian Fennesz / クリスチャン・フェネス
提供作品:#05 dropping wings

クリスチャン・フェネスは、その独自な音楽的世界感と、ギターのための精緻で美しい作品を生み出すことにおいて高く評価されている音楽家である。具体音楽、クラッシック、アンビエントサウンドなどの領域に留まることなく、音楽の地平を拡大し、またクラシカルであり管弦学的な音楽分析に基づいた思考と、複雑なデジタル構造を融合させるメロディーと音楽的雰囲気を作りだすことに多大な影響を与えている。

http://www.fennesz.com/

Jan_Bang.psdJan Bang / ヤン・バング
提供作品:#04 modern interior

ノルウェー出身のヤン・バングは北欧ジャズとエレクトロニカシーンを牽引してきたミュージシャンでありプロデューサー。2005年、盟友のエリック・オノレと共に「プンクト(Punkt)フェスティバル」(リミックスとライブ演奏を同時に行い共存させるという画期的な手法を用いている)を立ち上たことで知られ、フェスティバルは世界で高い評価を得ている。
David Sylvianが立ち上げたレーベル「samadhisound」から初となるソロ・アルバム「…AND POPPIES FROM KANDAHAR」が2010年にリリースされた。

http://www.samadhisound.com/janbang/

David_Sylvian.psdDavid Sylvian / デヴィッド・シルヴィアン
提供作品:#04 modern interior

デイヴィッド・シルヴィアンは、そのソロ作品や、多様な背景を持ち、実績のある多くの音楽家とのコラボレーション作品などにより常に世界的な注目を集め、尊敬されている音楽家である。

http://www.davidsylvian.com/

alvanoto.psdAlva Noto / アルヴァ・ノト
提供作品:#03 'KIZUNA motonoto version'

ベルリンおよびケムニッツを拠点に活動するヴュジュアル・アーティスト/電子音楽家であるアルヴァ・ノトは、微視的で独自の電子音を構成要素とする刺激あふれる音楽と映像による音響空間構成し、世界的に高い評価を受けている。2アルス・エレクトロニカにて、2000年には音楽部門、2001年にはインタラクティブ・アート部門でブランプリに輝いている。

http://www.carstennicolai.de/
http://www.alvanoto.com/

arve_henriksen.psdArve Henriksen / アルヴェ・ヘンリクセン
提供作品:#02 kizuna world

トランペット奏者、ヴォーカリスト、作曲家でもあるアルヴェ・ヘンリクセンは、ECMアーティスト等との共演で知られ、琴、琵琶、尺八などの邦楽器との音源も多数制作している。ここ数年は「歌うこと」を中心にした音楽制作に取組んでいる。ノルウェー出身。

http://www.arvehenriksen.no/

valerio_portrait.psdValerio Berruti / ヴァレリオ・ベッルーティ
提供作品:#01 'KIZUNA' -prayer for Japan-

ヴァレリオ・ベッルーティは30代の若さで様々な受賞歴を持ち、2009年にはヴェネチアビエンナーレに選出された若手実力派のイタリア人現代美術家。その作品は伝統的なフレスコ画の技法を用いて描く絵画作品から、アニメーション、彫刻、レリーフといった立体作品まで多岐に渡る。

http://www.valerioberruti.com/